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運命のパートナー「アケボノインコ」へようこそ
アケボノインコとの生活に興味を持ったあなたへ、まずは心からのお祝いを言わせてください。
あなたはこれから、まるで夜明け前の空のような美しいブルーの頭部を持つ、「中型インコ界の隠れた宝石」との生活を始めるかもしれないからです。
彼らの魅力を一言で表すなら、間違いなくこの言葉に尽きます。
深いブルーの
頭脳派紳士。
静寂と甘い香りをまとう、
知的なパートナー。
アケボノインコ(アケボノインコ属=パイオナス)は、派手な芸をするわけでも、マシンガンのようにお喋りするわけでもありません。
しかし、その「圧倒的な静けさ」と、飼い主と適度な距離感を保てる「自立心」は、忙しい現代人のライフスタイルに驚くほどフィットします。
ただ、その性格は少しミステリアスで、独特の「匂い」や「癖」があります。
この記事では、研究員nanamiが科学的なデータと実際の飼育経験に基づいた愛の視点で、アケボノインコをお迎えするために必要な「性格の真実」「リアルなお金の話」「絶対に失敗しない準備」のすべてを、どこよりも詳しく徹底解説します。
「可愛い!」という直感はとても大切ですが、その感情だけで突っ走るのではなく、この子を一生守り抜くための知識という武器を、この記事で手に入れてくださいね。
【重要】アケボノインコの基本データ
まずは、「本当にうちの環境で飼えるかな?」という不安を、客観的な数値とデータで解消していきましょう。
アケボノインコは、鮮やかなグリーンの体に、頭部だけが深いブルーに染まる、非常に美しい中型インコです。
特に注目すべきは「寿命の長さ」と「匂い」です。30年〜40年生きることも珍しくないため、人生の伴侶としての覚悟が必要です。また、パイオナス属特有の「甘いムスクのような香り」は、飼い主を虜にする最大の魅力の一つです。
- 💖 推しポイント(五感)
匂い:独特の甘いムスク(麝香)のような香り。「アケボノ臭」と呼ばれる中毒性の高い匂い
触感:中型インコらしい、ずっしりと身の詰まった筋肉質なボディ - ✨ 性格の傾向
温厚、マイペース、独立心が高い、少し神経質。
特に「マイペース」な一面が目立ちます。 - 🗣️ 鳴き声・おしゃべり
鳴き声Lv.2 / おしゃべりLv.2
基本スペック表
| 体長 / 体重 | 約28cm / 200〜250g |
|---|---|
| 平均寿命 | 約30〜40年 (非常に長寿!) |
| 原産国 | 南米(コスタリカ、ボリビア、ブラジルなど) |
鳴き声と防音対策について
アケボノインコは「中型インコの中では非常に静か」と言われています。
もちろん「無音」ではありませんが、コガネメキシコインコやシロハラインコのような「叫び声」をあげることは滅多にありません。地声は「ギャ」と少し濁った声ですが、頻度は少なく、一人遊びをしているときは静かです。
面白い特徴として、興奮したり緊張したりすると「スーハー」「フッフッ」という喘鳴(ぜんめい)のような音を出します。これは病気ではなく彼らの生理現象なので、初めて飼う方は驚かないようにしてくださいね。
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アケボノインコは、ペットショップでもなかなか見かけないレアな鳥です。
そのため生体価格は高めで、寿命も長いため、初期費用だけでなく生涯の飼育コストを見据えた計画が必要です。
とりラボ独自のリアルな市場価格調査に基づいたシミュレーションを確認しておきましょう。
1. 生体価格の目安
約 250,000円〜450,000円
近年、輸入規制や繁殖の難しさから価格が高騰傾向にあります。
以前は20万円前後でしたが、現在は250,000円〜450,000円ほどが相場となっています。国内ブリーダー(繁殖家)も少なく、お迎えを決めても「予約待ち」になるケースが多いです。
2. 飼育用品の初期費用(目安)
| コース名 | 目安金額 | 内訳イメージ |
|---|---|---|
| ① 必須コース | 約 40,000円〜 |
中型インコ用の頑丈なセットが必要です。 ・中型用ケージ(HOEI 465オウム等):20,000円〜 ・保温器具(ヒーター&サーモ):8,000円〜 ・ペレット・シード:4,000円 ・止まり木・おもちゃ・キャリー:8,000円〜 |
| ② 完璧コース | 約 80,000円〜 |
防音(念のため)と温度管理を完璧にするセットです。 ・必須コース一式:40,000円 ・アクリルケース(大型):35,000円〜 ・高機能デジタルサーモスタット:5,000円〜 |
【重要】電気代と医療費も忘れずに
アケボノインコは非常に長寿です。40年近く生きることもあるため、自分の年齢や将来のライフプラン(結婚、転勤、介護など)と照らし合わせて、最後まで面倒を見れるか慎重に考える必要があります。
また、体が大きいため、診察代や薬代も小型インコより高くなる傾向があります。万が一に備えて、ペット保険への加入や、専用の医療費貯金をしておくことを強くおすすめします。
アケボノインコをお迎えするなら「これだけは揃えて!」
アケボノインコは、噛む力が強く、栄養面でも少し気を使う必要がある鳥種です。
健康で長生きしてもらうために、彼らの体質に合わせたアイテム選びが重要になります。
① 推奨ケージ:HOEI 465オウム(またはHOEI 465オカメ)
体長28cmとそれなりに大きさがあり、尾羽は短いですががっしりしています。
噛む力が強いので、塗装ケージだと剥がしてしまう可能性があります。できればサビに強く頑丈な「ステンレス製」で、金網の線径が太い「オウム用」のケージが理想です。
推奨は「HOEI 465オウムステンレス」です。これなら一生モノとして使えます。
② アケボノインコ専用の必須アイテム:ビタミンA、硬めのおもちゃ
1. ビタミンAを含むペレット・副食
アケボノインコ(パイオナス属)は、体質的にビタミンA欠乏症になりやすいと言われています。シードだけでは栄養が偏るため、栄養バランスの取れたペレットを主食にしつつ、小松菜やニンジン、カボチャなどの緑黄色野菜を積極的に与える必要があります。
2. 硬めのおもちゃ
温厚な性格ですが、中型インコらしく噛む力は強いです。柔らかいおもちゃは一瞬で破壊されます。
マンチボールやハードウッド(硬い木)を使ったおもちゃを与えて、くちばしの伸びすぎ防止とストレス発散をさせてあげましょう。
③ ごはんの選び方
前述の通り、ビタミンAの摂取が鍵となります。
海外製のペレットには「パイオナス用」や「中型インコ用」としてビタミンが強化されたものもあります。「ズプリーム」や「ラウディブッシュ」などの信頼できるメーカーのペレットをベースに、野菜で彩りを添えてあげてください。
まとめ:アケボノインコとの暮らしは毎日が宝物
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
アケボノインコの「高価さ」や「独特の呼吸音」など、少しマニアックな部分もお伝えしましたが、それ以上に彼らとの生活は深く静かな愛情に満ちています。
仕事から帰ると、ケージの中から静かに見つめてくれる瞳。放鳥すると、少し離れた場所で羽繕いをしながら、ふとした瞬間に甘えてくるツンデレな距離感。
そして部屋に漂う、甘く懐かしいムスクの香り。
彼らは、派手なアピールはしませんが、飼い主だけに見せる表情で、心をじんわりと温めてくれます。もしあなたが、騒がしさよりも「質の高い安らぎ」を求めているなら、アケボノインコは最高の伴侶となるでしょう。ぜひショップやブリーダーの元で、その神秘的なブルーに触れてみてくださいね。
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