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運命のパートナー「オカメインコ」へようこそ
オカメインコとの生活に興味を持ったあなたへ、まずは心からのお祝いを言わせてください。
あなたはこれから、「世界で最も愛されている中型インコ」の一種であり、その優しさで飼い主を包み込んでくれる癒し系アイドルとの生活を始めるかもしれないからです。
彼らの魅力を一言で表すなら、間違いなくこの言葉に尽きます。
オレンジ色のほっぺが
トレードマーク!
ビビリで優しい、平和主義な
癒し系アイドル。
「インコ」という名前がついていますが、実は生物学的には「オウム」の仲間(最小のオウム)です。そのため、頭には感情に合わせて動く冠羽(かんう)があり、知能も高く、何より人間とのスキンシップが大好きです。
ただ、その「優しさ」は裏を返せば「繊細さ」でもあります。
この記事では、研究員nanamiが科学的なデータと実際の飼育経験に基づいた愛の視点で、オカメインコをお迎えするために必要な「性格の真実」「リアルなお金の話」「絶対に失敗しない準備」のすべてを、どこよりも詳しく徹底解説します。
「可愛い!」という直感はとても大切ですが、その感情だけで突っ走るのではなく、この子を一生守り抜くための知識という武器を、この記事で手に入れてくださいね。
【重要】オカメインコの基本データ
まずは、「本当にうちの環境で飼えるかな?」という不安を、客観的な数値とデータで解消していきましょう。
オカメインコは、セキセイインコなどの小型インコと比べると、体の大きさや寿命の長さが全く違います。
特に彼らは非常に臆病な性格をしており、「オカメパニック」と呼ばれるパニック症状を起こしやすいことでも知られています。また、他のインコと決定的に違うのが「脂粉(しふん)」と呼ばれる白い粉が出る点です。アレルギー体質の方は事前のチェックが必須となります。
- 💖 推しポイント(五感)
匂い:干したてのお布団や、メープルシロップのような香ばしい太陽の匂い
触感:高級な大福のような、極上のフワフワ感(ただし粉っぽい) - ✨ 性格の傾向
穏やか、寂しがり屋、オカメパニック(極度のビビリ)、平和主義。
特に「甘えん坊」な一面が目立ちます。 - 🗣️ 鳴き声・おしゃべり
鳴き声Lv.4 / おしゃべりLv.3
基本スペック表
| 体長 / 体重 | 約30〜33cm / 80〜110g |
|---|---|
| 平均寿命 | 約15〜25年 (中型インコ並みの長寿!) |
| 原産国 | オーストラリア |
鳴き声と防音対策について
オカメインコの鳴き声レベルは「4」と高めですが、種類によって性質が異なります。
彼らの地声(呼び鳴き)は「ウィー!」「キュー!」といったよく通る大きな声です。飼い主さんが見えなくなると「寂しいよ!どこ!?」と全力で呼ぶため、集合住宅では防音対策(アクリルケース等)が必要になるケースが多いです。
一方で、オスはご機嫌な時に「歌」を歌います。「ミッキーマウスマーチ」や「チョコボのテーマ」などを口笛のような音色で器用に真似する姿は、本当に愛らしいですよ。メスは比較的静かな子が多いと言われていますが、呼び鳴きの大きさはオスもメスも変わりません。
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オカメインコの生体価格は決して高くありませんが、飼育環境を整えるための費用は小型インコよりもかかります。
特に重要なのが「ケージの大きさ」と「保温設備」です。オカメインコは尾羽が長く、冠羽もあるため、窮屈なケージだと羽がボロボロになってしまいます。また、臆病な性格からくるパニックで怪我をしないよう、広めのスペースが必要です。
とりラボ独自のリアルな市場価格調査に基づいたシミュレーションを確認しておきましょう。
1. 生体価格の目安
約 15,000円〜35,000円
生体価格はカラー(品種)によって変動します。
最もポピュラーな「ノーマル(グレー)」や「ルチノ(白オカメ)」は15,000円〜25,000円前後でお迎えできることが多いです。
一方で、顔が白くなる「ホワイトフェイス」や、模様が美しい「パール」「パイド」などの品種は、25,000円〜35,000円ほどになる傾向があります。
2. 飼育用品の初期費用(目安)
| コース名 | 目安金額 | 内訳イメージ |
|---|---|---|
| ① 必須コース | 約 35,000円〜 |
中型インコ用の広めのケージが必要です。 ・中型用ケージ(HOEI 465など):12,000円〜 ・保温器具(ヒーター&サーモ):8,000円〜 ・ペレット・シード:3,000円 ・止まり木・おもちゃ・キャリー:12,000円〜 |
| ② 完璧コース | 約 70,000円〜 |
脂粉対策と防音を兼ねたセットです。 ・必須コース一式:35,000円 ・アクリルケース(大型):30,000円〜 ・高性能空気清浄機:別途 |
【重要】電気代と医療費も忘れずに
オカメインコは寿命が20年近くあり、長い付き合いになります。高齢になれば医療費もかかります。
また、オーストラリアの内陸部出身ですが、日本の冬の寒さは苦手です。冬場はしっかりと暖房を入れる必要があるため、電気代も考慮しておきましょう。
万が一の手術や入院に備えて、ペット保険への加入や、専用の医療費貯金をしておくことを強くおすすめします。
オカメインコをお迎えするなら「これだけは揃えて!」
オカメインコは「脂粉(パウダー)」と「ビビリ」という2つの大きな特徴を持っています。
そのため、通常の飼育セットに加えて、これから紹介するアイテムを用意するかどうかで、飼い主さんの快適度(アレルギー対策)と、愛鳥の安全性が劇的に変わります。
① 推奨ケージ:HOEI 465オカメ(またはHOEI 35手のり)
オカメインコには、高さと広さのあるケージが必要です。
彼らは驚いた時にケージの中で激しく羽ばたく「オカメパニック」を起こすことがあります。狭いケージだと、その際に翼を強打して怪我をしてしまいます。
推奨は「HOEI 465オカメ」という、まさにオカメインコのために設計されたケージです。横幅46.5cmという広さがあり、パニック時でも翼を傷つけにくいサイズ感です。
もしスペース的に厳しい場合は、最低でも「HOEI 35手のり」を選んでください。これより小さいサイズは、尾羽が曲がったりストレスの原因になるため推奨しません。
② オカメインコ専用の必須アイテム:空気清浄機、常夜灯
ここがオカメインコ飼育の最重要ポイントです。
1. 空気清浄機(脂粉対策)
オカメインコは、羽毛を保護するために「脂粉(しふん)」という白い粉を全身から出します。放鳥してブルブルっと体を震わせると、目に見えるレベルで粉が舞います。
これは健康な証拠なのですが、人間の呼吸器には負担になることもあります。ケージのすぐ横に空気清浄機を置くことは、飼い主さんの健康を守るためにもほぼ必須と考えてください。
2. 常夜灯(オカメパニック対策)
オカメパニックは、地震や大きな音、そして「夜中の暗闇」で何かの気配を感じた時に起こりやすいです。
真っ暗闇でパニックになると、方向感覚を失ってケージに激突し、大怪我をします。これを防ぐために、寝かせる時も真っ暗にせず、豆電球やナイトライトをつけて薄明るくしておくのが鉄則です。
③ ごはんの選び方
オカメインコはシード(種子)が大好きですが、選り好みをして好きなもの(特にヒマワリの種などの高カロリーなもの)ばかり食べてしまう傾向があります。
肥満は肝臓疾患などの原因になるため、栄養バランスが均一な「ペレット」を主食に切り替えることをおすすめします。
オカメインコは比較的中粒〜大粒のペレットを好む子が多いですが、切り替えには根気が必要です。
まとめ:オカメインコとの暮らしは毎日が宝物
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
オカメインコの「脂粉の多さ」や「パニックの注意点」など、少し手のかかる部分もお伝えしましたが、それらが些細なことに思えるほど、彼らは愛らしい生き物です。
カキカキをねだってお辞儀をしてくる姿、下手くそな歌を一生懸命披露してくれる姿、そして飼い主さんの肩で安心しきって眠る温もり。
その全てが、あなたの心を溶かし、日々の疲れを癒やしてくれるはずです。
オカメインコは20年近く生きる長寿な鳥です。人生の長い時間を共にする「最高のパートナー」として、ぜひ運命の子を探しに行ってみてください。ショップでほっぺの赤いあの子と目が合ったら、それが素敵な物語の始まりかもしれませんよ。
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