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賃貸でバレる?インコの鳴き声うるさいランキングと防音対策

マンションやアパートといった賃貸物件で、念願のインコをお迎えする。「ペット可」の物件を見つけて、ケージをセットして、可愛いヒナをお迎えして…と、想像するだけでワクワクしますよね。でも、実際に生活を始めてから、多くの飼い主さんが直面する深刻な悩みがあります。それが「鳴き声の大きさ」です。

私自身も以前、軽量鉄骨のアパートに住んでいた時に、愛鳥の呼び鳴きが響き渡ってヒヤヒヤした経験があります。「隣の人にバレていないかな?」「苦情が来たらどうしよう…」と、ビクビクしながら暮らすのは、精神衛生上よくありませんし、何より愛鳥にとっても良い環境とは言えませんよね。

インコは見た目の愛らしさとは裏腹に、捕食者から身を守ったり、遠くの仲間と連絡を取り合ったりするために、想像以上の声量で鳴く生き物です。この記事では、「どの種類なら賃貸でも飼えるのか」という疑問に答えるべく、騒音レベルをランキング形式で徹底解説します。さらに、私が実践してきた防音対策も余すことなくお伝えします。

  • 鳥の種類ごとの具体的な騒音レベルと、建物構造別の許容範囲
  • 「静かなインコ」として知られる文鳥やアキクサインコの実力
  • なぜ鳴くの?呼び鳴きのメカニズムと、逆効果になるNGなしつけ
  • アクリルケースや配置の工夫など、今日からできる防音対策のすべて

賃貸でバレル?インコの鳴き声うるさいランキング

「体が小さいインコなら、声も小さいでしょ?」もしそう思っているなら、少し注意が必要です。実は、インコの鳴き声の大きさは体のサイズに必ずしも比例しません。むしろ、小型〜中型インコの中にこそ、耳をつんざくような高音を出す「隠れ騒音バード」が潜んでいるんです。

ここでは、単なるデシベル(dB)の数値だけでなく、音の質(高さ、響きやすさ)や鳴く頻度を加味して、日本の賃貸事情に合わせた「うるさいランキング」を作成しました。これからお迎えを考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

アパートの壁は薄い?騒音トラブルの原因と近所迷惑

「ペット可」=「騒音OK」ではありません

まず大前提として理解しておきたいのが、お住まいの物件が「ペット可」や「楽器相談可」であったとしても、それは「近隣に迷惑をかけない範囲で」という条件付きであるということです。日本の賃貸物件、特に木造(アパート)や軽量鉄骨造の建物は、私たちが思っている以上に壁が薄く、音が筒抜けになりやすい構造をしています。

一般的に、人が「不快ではない」と感じる生活音のレベルは40dB〜50dB(静かな図書館や昼間の住宅地)程度です。しかし、インコの鳴き声は、小型のセキセイインコであっても興奮すれば容易に70dB〜80dBを超えてきます。これは、掃除機の音や、地下鉄の車内、あるいはピアノの演奏音と同じくらいのレベルです。

アパートの壁は薄い?騒音トラブルの原因と近所迷惑

高音は「隙間」から漏れ出す

さらに厄介なのが、インコの鳴き声の「質」です。犬の「ワン!」という鳴き声が比較的低い周波数を含んでいるのに対し、インコの「キー!」「ピギャー!」という鳴き声は、2,000Hz〜5,000Hzという非常に高い周波数帯域を持っています。

この高音域は、人間の耳(聴覚)が最も感度よく拾ってしまう帯域であり、本能的に「警告音」として認識されるため、数値以上にうるさく、不快に感じられやすいのです。また、高音は直進性が強く、窓のサッシのわずかな隙間や、換気扇の穴などを通して、レーザービームのように屋外へ漏れ出します。

「窓を閉めているから大丈夫」と思っていても、サッシの隙間から漏れた鋭い金属音が、廊下やベランダを通じて隣の部屋に届いてしまう。これが、「賃貸でインコ飼育がバレる」最も典型的なパターンです。

法的リスクと契約解除の可能性
環境省の資料などでも、ペットの騒音は「近隣騒音」として扱われます。管理会社や大家さんに「受忍限度(我慢できる限界)」を超えていると判断された場合、賃貸契約の解除や退去勧告、最悪の場合は損害賠償請求に発展するリスクもゼロではありません。自分の身と愛鳥の生活を守るためにも、「音」への意識は最大限に高く持つ必要があります。
(出典:環境省『動物の愛護及び管理に関する法律』関連資料)

レベル別!コンパニオンバードの音の大きさ比較表

では、具体的にどの鳥がどれくらいうるさいのでしょうか?私の独断と偏見、そして多くの愛鳥家さんの口コミやデータを総合し、賃貸での飼育リスクを5段階で評価したランキング表を作成しました。

この表は、単に「最大音量」を比較するだけでなく、「日本の集合住宅で飼えるか?」という視点でランク付けしています。

レベル別!コンパニオンバードの音の大きさ比較表
レベル 代表的な鳥種 推定最大dB 賃貸でのリスクと特徴
Lv.5
災害級
オキナインコ
コガネメキシコインコ
大型コンゴウインコ
110 - 135 dB 防音室(アビテックス等)が必須。
工事現場やジェットエンジンの音に匹敵。木造・鉄骨アパートでは100%苦情が来ると考えて間違いありません。
Lv.4
産業騒音
コザクラインコ
ウロコインコ
シロハラインコ
90 - 110 dB 防音対策なしは危険。
ガード下の騒音レベル。キンキンと耳に刺さる高音で、壁を貫通しやすい。RC造マンションでも窓の対策は必須。
Lv.3
警告音
オカメインコ
ボタンインコ
セキセイインコ(複数)
75 - 95 dB アクリルケース等の工夫が必要。
呼び鳴きの持続性が高い。隣室と壁が接している場合、会話内容のように筒抜けになる可能性大。
Lv.2
生活音
文鳥
マメルリハ
セキセイインコ(単独)
60 - 75 dB 窓を閉めれば比較的安心。
日常会話やテレビの音程度。ただし、マメルリハなどは突然スイッチが入って高音を出すこともあるので油断は禁物。
Lv.1
環境音
アキクサインコ
サザナミインコ
十姉妹
< 60 dB ほぼ問題なし(推奨)。
静かな環境音レベル。壁を隔てればほとんど聞こえない。「マンション向き」と言われる筆頭グループ。
※デシベル(dB)の目安
音圧レベルは対数なので、数値が10dB上がると、人間の耳には「音が2倍の大きさ」になったように聞こえます。つまり、60dBの文鳥と80dBのコザクラインコでは、体感で4倍以上の騒音差があるということです。

苦情必至?オキナインコなど大型種の危険度

見た目の可愛さに騙されてはいけない「オキナインコ」

ランキング最上位、Lv.5の「災害級」に分類されるのが、オキナインコ(ワキコガネイロウロコインコなどの中型インコ含む)やコガネメキシコインコです。特にオキナインコは、おしゃべりが上手で、ボテッとした体型が非常に愛らしい人気種ですが、その鳴き声は「世界で5番目にうるさいオウム」にランクインすることもあるほど強烈です。

彼らの鳴き声は「ギャー!」「ワック!」という、濁点がついたような鋭い叫び声です。オキナインコは野生下では巨大な巣を作り、集団で生活する習性があるため、縄張り意識が非常に強く、ケージに近づく不審者(たとえ飼い主でも!)に対して威嚇鳴きをすることがあります。

鼓膜が痛くなるレベルの「コガネメキシコインコ」

「歩く宝石」と呼ばれるほど美しいコガネメキシコインコですが、その美声(?)はもっと強烈です。彼らの本気鳴きは120dBを超えることがあり、これは至近距離での救急車のサイレンや、ロックコンサートのスピーカーの前にいるのと同レベルです。

このレベルになると、もはや「うるさい」を通り越して「耳が痛い」という身体的な苦痛を伴います。木造アパートで飼えば、間違いなく隣人だけでなく、向かいの家や裏の家からも苦情が来るでしょう。「呼び鳴き」も激しく、飼い主の姿が見えないと数十分間叫び続けることも珍しくありません。

これらの種類を賃貸で飼育する場合、簡易的なアクリルケースや防音カーテンでは太刀打ちできません。ヤマハの「アビテックス」のような本格的な防音室(重量があり、床の補強が必要な場合も)を導入するか、防音施工がされた分譲マンション並みの構造でない限り、お迎えは諦めるのが賢明です。それが、飼い主にとっても鳥にとっても不幸な結果を避けるための選択です。

コザクラインコのキンキン声は響く?性格と特徴

「ラブバード」という名の小さな怪獣

Lv.4に位置するコザクラインコ。「ラブバード」と呼ばれ、パートナーへの愛情が深いことで有名ですが、その愛情深さは「独占欲」と紙一重でもあります。飼い主さんへの要求や、嫉妬、そして興奮した時に発する鳴き声は、体のサイズからは信じられないほどのエネルギーを持っています。

コザクラインコの鳴き声の特徴は、とにかく「金属的」で「甲高い」ことです。「キーン!」「ピピーッ!」という高周波の音は、コンクリートマイクのように壁を伝わりやすく、人間の脳に直接突き刺さるような刺激を与えます。

なぜアパートでトラブルになりやすいのか?

大型のオウムであれば「うるさそうだな」と事前に対策をする人が多いのですが、コザクラインコの場合、「手のひらサイズだし、文鳥と変わらないだろう」と油断してお迎えしてしまうケースが後を絶ちません。これが最大の落とし穴です。

実際には、コザクラインコの本気鳴きは90dB〜100dBに達することもあり、これはガード下の騒音に匹敵します。しかも、性格が強気な個体が多く、「出して!」「遊んで!」「こっち見て!」と明確な意思を持って鳴き続けるため、鳴き止ませるのが難しいのも難点です。

鉄筋コンクリート(RC造)のマンションであっても、窓ガラスや換気口の防音対策をしっかり行わないと、廊下を歩く住人に「あ、この部屋鳥飼ってるな」と確実にバレてしまいます。もし賃貸でコザクラインコをお迎えするなら、アクリルケースは「あったらいいな」ではなく「必需品」として予算に組み込んでおくべきです。

コザクラインコのキンキン声は響く?性格と特徴

マンション向きの静かなインコや文鳥の選び方

救世主はやっぱり「文鳥」

では、賃貸アパートやマンションでも安心して暮らせる「バレない」鳥はいるのでしょうか?自信を持っておすすめできる筆頭候補は、やはり「文鳥」です。

文鳥の地鳴きは「ッ」「チッ」という非常に短く小さな音です。オスは求愛のために「さえずり」を歌いますが、その歌声は「ピヨピヨ〜♪」とメロディアスで音量も控えめ。隣の部屋まで響くような貫通力はありません。怒った時に「キャルルル」と鳴くこともありますが、それも可愛らしいレベルで、騒音トラブルに発展する可能性は極めて低いでしょう。

初めて鳥を飼う方で、住環境に不安があるなら、まずは文鳥との生活を検討してみることを強くおすすめします。

インコ派なら「アキクサインコ」か「サザナミインコ」

「でも、やっぱりインコのフォルムが好き!」という方には、アキクサインコが最適解かもしれません。彼らは「アキクサ扇風機」という異名を持つほど、静かで穏やかな性格をしています。鳴き声も「ピロロ…」と繊細で美しく、耳障りな高音成分がほとんどありません。

また、サザナミインコもマンション向きのインコとして近年人気急上昇中です。彼らの鳴き声は「ブーブー」「ポポポ」といった少し変わった低めの音質で、高音が響き渡る心配が少ないのが特徴です。動きもゆっくりとしていて攻撃性が低いため、落ち着いた生活を送りたい方にぴったりです。

「静か」の定義に注意
もちろん、これらの鳥種にも個体差があります。アキクサインコでも呼び鳴きをする子はいますし、サザナミインコでも驚いた時には大きな声を出します。「絶対に無音」というわけではないことを理解した上で、彼らのペースに合わせて暮らす余裕を持つことが大切です。
マンション向きの静かなインコや文鳥の選び方

インコの鳴き声うるさいランキングと賃貸でバレない防音術

さて、ここまでは「種類選び」についてお話ししましたが、「もうすでに元気なインコちゃんと暮らしているよ!」という方も多いはずです。また、どれだけ静かな種類を選んだとしても、生き物である以上、声を出して感情表現をするのは当たり前のこと。

ここからは、今住んでいる賃貸物件で、いかにして騒音をコントロールし、近隣に「バレる」リスクを最小限に抑えるか、具体的かつ実践的な防音術を深掘りしていきます。

呼び鳴きはやめさせられる?しつけと無視の真実

呼び鳴きは「孤独」のサイン

飼い主さんを最も悩ませるのが、姿が見えなくなった瞬間に始まる「呼び鳴き(Contact Call)」です。「ギャー!ギャー!(どこにいるのー!)」と、延々と繰り返されるこの音は、精神的にもかなり堪えますよね。

まず理解してあげてほしいのは、これはインコにとっての「わがまま」ではなく、群れからはぐれることを恐れる生存本能だということです。野生ではぐれることは死を意味します。だから必死で呼んでいるのです。

呼び鳴きはやめさせられる?しつけと無視の真実

「うるさい!」と怒鳴るのは逆効果?

ついついやってしまいがちなのが、鳴いている鳥に向かって「うるさい!」「静かに!」と大声で叱ること。実はこれ、鳥にとってはご褒美になってしまうことが多いのです。

鳥の心理としてはこうです。
「僕が大きな声で鳴いたら、飼い主さんも大きな声で返事をしてくれた!やった、コミュニケーションが取れたぞ!」

これを心理学用語で「正の強化」と呼びます。叱ることで、逆に「鳴けば構ってもらえる」と学習させてしまい、呼び鳴きを悪化させてしまうのです。では、どうすればいいのでしょうか?

正しい対処法は「徹底的な無視」と「静寂への報酬」

心を鬼にして実践すべきは、以下のステップです。

  1. 呼び鳴きが始まったら、徹底的に無視する。部屋に戻らない、声もかけない、目も合わせない。完全に「存在しないもの」として扱います。
  2. 一瞬でも静かになったら、すかさず部屋に戻って褒める。「いい子だね!」と声をかけ、おやつをあげます。
  3. これを根気強く繰り返す。

これにより、「鳴いても無駄だけど、静かに待っていれば飼い主さんが来てくれる」という新しいルールを学習してもらいます。また、退屈が原因で鳴いている場合もあるので、フォージングトイ(知育玩具)などをケージに入れて、一人遊びに夢中になれる環境を作るのも非常に効果的です。

正しい対処法は「徹底的な無視」と「静寂への報酬」

アクリルケースは最強の防音対策?効果を解説

賃貸住まいの必需品「アクリルバードケージ」

もしあなたが賃貸マンションでコザクラインコやオカメインコ以上の大きさの鳥を飼っていて、まだアクリルケースを導入していないなら、今すぐ検討することをおすすめします。防音工事ができない賃貸において、アクリルケースは最強かつコスパ最高の防音ツールです。

これは、金属製のケージ全体を、厚さ3mm〜5mm(防音目的なら5mm推奨)のアクリル板で作られたボックスで覆ってしまうというものです。「アクリ屋」さんや「バードモア」さんなどが専用品を販売しています。

なぜアクリルケースが効くのか?

音には「質量則」という法則があり、重くて硬いものほど音を遮る能力が高くなります。アクリル板はガラスに近い密度があり、特にインコ特有の「キンキン」という高音域を跳ね返す性質があります。

実際に導入した私の体感ですが、ケースの扉を閉めると、耳に刺さるような鋭い叫び声の角が取れて、「隣の部屋で鳴いている音」くらいまで柔らかくなります。数値で言えば10dB〜20dB程度の減衰効果ですが、聴感上のストレスは半分以下になります。

一石三鳥のメリット
防音効果だけではありません。
1. 保温効果:冬場のヒーターの熱を逃さず、電気代の節約になります。
2. 脂粉・羽毛対策:鳥のフケや羽が部屋中に飛び散るのを防ぎ、空気清浄機のフィルター掃除が激減します。
この3つのメリットを考えれば、数万円の投資は決して高くありません。

ただし、完全に密閉すると酸欠や温度上昇の危険があるため、必ず空気穴が必要です。防音効果を高めつつ安全を確保するためには、市販の専用ケースを購入するのが一番確実です。

アクリルケースは最強の防音対策?効果を解説

防音カーテンや吸音材の限界と正しい使い方

「吸音材」を壁に貼ればOKという大きな誤解

ネットやSNSでよく見かけるのが、「壁に黒いウレタンスポンジ(吸音材)を貼って防音対策!」という情報です。見た目がスタジオっぽくてカッコいいですし、なんとなく効果がありそうですよね。でも、はっきり言います。これだけでは、隣の部屋への音漏れはほとんど防げません。

防音には「遮音(音を跳ね返す)」と「吸音(音の響きを吸収する)」という2つの要素が必要です。柔らかいスポンジやウレタンは「吸音」の効果はありますが、音を止める「遮音」の力は弱いのです。つまり、部屋の中での音の反響(ワンワンという響き)は減りますが、エネルギーを持った音波自体はスポンジを通り抜け、壁を通り抜け、隣の部屋へと到達してしまいます。

本当に効果的な壁の対策とは?

もしDIYで壁の防音を強化したいなら、「遮音シート(重いゴムのようなシート)」と「吸音材」を組み合わせる必要があります。壁に遮音シートを貼り、その上に吸音材を重ねることで、初めて意味のある防音効果が生まれます。

ただし、賃貸では壁に強力な両面テープや釘を使うことができません。最近では、突っ張り棒方式で壁を傷つけずに設置できる防音パネルなども販売されていますが、コストはそれなりにかかります。

窓は最大の弱点!ここを塞ぐのが最優先

壁よりも圧倒的に音が漏れやすいのが「窓」です。ガラスは壁に比べて薄く、サッシには必ず隙間があります。ここからインコの甲高い鳴き声が外に漏れ、ベランダ伝いに隣に響くケースが後を絶ちません。

ここで活躍するのが「防音カーテン」です。ただし、ペラペラの安物では意味がありません。選ぶポイントは以下の通りです。

防音カーテン選びの鉄則
  • 重いものを選ぶ:生地が何層にもコーティングされた、ずっしりと重いものを選んでください。重さは遮音性能に直結します。
  • サイズは大きめに:窓枠ぴったりではなく、横も下も余裕を持って覆えるサイズを選びます。
  • 隙間をなくす:カーテンボックスの上や、両サイドのマジックテープ止めなど、隙間を徹底的に塞ぐ工夫をしてください。

正直なところ、防音カーテンだけで大型インコの雄叫びを止めることはできません。しかし、Lv.2〜3(文鳥やセキセイインコ)レベルの鳴き声であれば、アクリルケースと高品質な防音カーテンを併用することで、外への音漏れをかなり軽減できるはずです。

換気口も盲点です
お部屋の壁にある24時間換気の吸気口(丸い穴)。ここも音が素通りする穴です。完全に塞ぐと酸欠や結露の原因になるのでNGですが、専用の「防音スリーブ」や「防音フィルター」を内部に詰めることで、通気性を保ちながら音を減衰させることができます。千円〜二千円程度で買えるので、ぜひチェックしてみてください。

部屋の配置で激変!隣人に配慮したケージ置き場

音は距離で小さくなる「距離減衰」の法則

高価な防音グッズを買う前に、まず見直してほしいのが「ケージの置き場所」です。音には「距離減衰」という物理法則があり、音源(インコ)からの距離が倍になれば、音圧レベルは約6dB低下すると言われています。

たった6dB?と思うかもしれませんが、聴感上の騒音エネルギーとしては4分の1になります。これは使わない手はありません。

「界壁(かいへき)」から離すのが鉄則

集合住宅には、隣の住戸と接している壁(界壁)と、そうでない壁(間仕切り壁や外壁)があります。一番やってはいけないのが、隣の部屋と接している壁のすぐそばにケージを置くことです。

壁のすぐ近くで鳴かれると、壁そのものが振動板のように震えてしまい(固体伝播音)、隣の部屋にダイレクトに音が伝わってしまいます。また、距離も近いため減衰効果も期待できません。

最適な配置は以下の通りです。

NGな配置 隣の部屋と接している壁際。
窓のすぐそば(外への音漏れ)。
BESTな配置 部屋の中央。
隣の部屋とは反対側の壁際。
隣家との間にクローゼットや押し入れ、廊下がある場所。

家具を緩衝材として活用する

もし間取りの都合上、どうしても隣接する壁側に置かざるを得ない場合は、壁とケージの間に背の高い本棚やタンスを置いてください。本がぎっしり詰まった本棚は、優秀な防音壁になります。

「隣の部屋との間に、物理的な障害物をできるだけ多く挟む」。この意識を持つだけで、隣人に届く音量は確実に変わります。実際に私も、ケージの位置を隣接壁から3メートル離れた反対側のコーナーへ移動させただけで、廊下で確認した時の音の聞こえ方が劇的に小さくなった経験があります。

床への対策も忘れずに
大型のインコやオウムの場合、ケージの中で暴れたりおもちゃを落としたりする「振動音」も騒音になります。ケージの下には厚手のジョイントマットや防振ゴムを敷いて、階下への配慮も忘れないようにしましょう。

賃貸でバレる?インコの鳴き声うるさいランキングまとめ

ここまで、インコの鳴き声のリアルなランキングと、賃貸でできる防音対策について詳しく解説してきました。最後に改めてポイントを振り返ってみましょう。

  • 種類選びが9割:賃貸(特に木造・鉄骨)なら、Lv.1〜2の文鳥、アキクサインコ、サザナミインコが平和な選択です。Lv.4以上のコザクラインコやオキナインコは、防音室なしでは修羅場になるリスクが高いことを覚悟してください。
  • 高音は防ぎやすい:インコのキンキン声はアクリルケースでかなり軽減できます。これはマナーとして必須アイテムです。
  • 隙間を塞ぐ:窓や換気口は音の逃げ道。防音カーテンやフィルターでガードしましょう。
  • 配置を工夫する:隣の壁から離すだけで、無料かつ効果的な防音になります。
  • しつけのパラドックス:「うるさい!」と反応するのは逆効果。呼び鳴きには「無視」と「静寂への報酬」で対応しましょう。

「賃貸だからインコは飼えない」と諦める必要はありません。しかし、「バレなきゃいい」という安易な考えでお迎えするのは、飼い主さんにとっても、近隣の方にとっても、そして何より住処を追われるかもしれないインコにとっても不幸なことです。

自分の住環境の防音性能(RC造か、木造か、壁の厚さはどうか)を冷静に見極め、その環境で許容できる種類の鳥をお迎えすること。そして、アクリルケースなどの対策を惜しまないこと。この「知恵」と「愛情」があれば、賃貸マンションであっても、愛鳥との幸せなスローライフは十分に実現可能です。

これからお迎えする方も、今悩んでいる方も、この記事が「音」とうまく付き合うためのヒントになれば嬉しいです。あなたのとりぐらしが、笑顔で溢れるものになりますように!

賃貸でバレる?インコの鳴き声うるさいランキングまとめ

※本記事の情報は一般的な傾向に基づくものです。個体差や建物の構造により状況は異なります。深刻な騒音トラブルに発展しそうな場合は、早めに防音専門業者や専門家へご相談ください。

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