
こんにちは、とりラボのnanamiです。オカメインコをお迎えしたものの、予想以上の鳴き声の大きさや、なかなか手になついてくれない様子に戸惑っていませんか。ネットでオカメインコについて検索すると、うるさいとか、なつかないといったネガティブな言葉を見かけて不安になることもあるかもしれません。
集合住宅だとご近所への騒音も気になりますし、可愛がろうとして手を出すと逃げられたり噛まれたりするのは本当に辛いですよね。でも安心してください。その行動には彼らなりのちゃんとした理由があるんです。この行動の意味を正しく知って対策すれば、今よりずっと良い関係が築けるはずですよ。
記事のポイント
- 呼び鳴きや威嚇行動に隠された野生の本能と心理
- 集合住宅でも安心して暮らすための効果的な防音対策
- オスとメスで大きく異なる性格や声の大きさの違い
- 恐怖心を取り除き信頼関係を築くための具体的な手順
オカメインコがうるさいしなつかない悩みの正体

「どうしてこんなに叫ぶの?」「なんで怖がるの?」という疑問を解消するために、まずは彼らが本来持っている性質を知ることから始めましょう。彼らの行動は、決して飼い主さんへの嫌がらせではなく、厳しい自然界で生き残るために身につけた大切な能力なのです。
呼び鳴きのうるさい理由と生物学的本能
オカメインコの鳴き声、特に飼い主さんの姿が見えなくなった瞬間に響き渡る「呼び鳴き」は、多くの飼い主さんを悩ませる最大の原因ですよね。朝早くからの雄叫びや、外出時の激しい鳴き声に、「もうどうしたらいいの…」と頭を抱えてしまう方も少なくありません。しかし、この行動を単なる「わがまま」や「問題行動」として片付けてしまう前に、彼らが本来どのような環境で生きてきたのかを知る必要があります。
野生のオカメインコは、オーストラリアの内陸部に広がる乾燥地帯で、数十羽から時には数百羽にも及ぶ大きな群れ(フロック)を作って生活しています。水や食料が乏しく、常に移動を繰り返さなければならない過酷な環境下において、群れから孤立することは即ち「死」を意味します。広大な荒野で仲間とはぐれないために彼らは互いの位置を確認し合うための強力な通信手段を進化させました。これが「呼び鳴き(コンタクトコール)」の正体です。彼らの声は、遠く離れた仲間に届くよう、非常によく通る高周波を含んでおり、数キロ先まで届くとも言われています。

家庭内で飼育されているオカメインコにとって、飼い主さんや家族は「群れの大切な仲間」そのものです。あなたが部屋を出て視界から消えた瞬間、彼らの本能スイッチが入り、「仲間がいなくなった!」「自分は一人ぼっちだ!」という強烈な不安に襲われます。その結果、「私はここにいるよ!」「どこにいるの?早く返事をして!」と必死に叫ぶことになるのです。これは分離不安の一種とも捉えられますが、彼らにとっては生命に関わる緊急事態への正常な反応なんですね。
特に、お迎えしたばかりの若鳥や、飼い主さんへの依存度が高い個体ほど、この呼び鳴きは激しくなる傾向があります。「うるさい」と感じてしまうその声は、裏を返せば、あなたを群れの一員として深く信頼し、必要としている証拠でもあるのです。この生物学的な背景を理解するだけでも、イライラする気持ちが少し和らぐのではないでしょうか。
ポイント
家の中で飼い主さんが部屋を出ると激しく鳴くのは、あなたを「群れの大切な仲間」だと認識している証拠でもあります。「分離不安」とも呼ばれますが、正常な本能的反応なのです。
マンション飼育での近所迷惑と防音対策

日本の住宅事情、特にマンションやアパートといった集合住宅では、オカメインコの呼び鳴きが深刻な「騒音問題」に発展してしまうリスクが常にあります。オカメインコの呼び鳴きの音量は、個体や興奮度合いにもよりますが、至近距離で計測すると90dB(デシベル)〜100dBを超えることもあります。これは、電車が通過するガード下や、犬の吠え声に匹敵する大きさです。
特に問題となるのは、その「音質」です。オカメインコの声は高く鋭い金属的な響きを持っており、コンクリートの壁を通して響く重低音とは異なり、窓の隙間や換気口から外部へ漏れ出しやすい性質があります。早朝や休日など、近隣住民が静かに過ごしたい時間帯に鳴き続けてしまうと、生活騒音として苦情の原因になりかねません。ペット可の物件であっても、「どのような種類の動物でも、いくら鳴かせても良い」わけではなく、周囲への配慮(適正飼育)は飼い主の義務として求められます。
「うるさい」と感じるレベルは人によって大きく異なりますが、ご近所トラブルを未然に防ぐためには、飼い主側で可能な限りの物理的な対策(ハードウェアアプローチ)を講じることが重要です。精神論で鳥を黙らせることはできませんから、まずは以下のような対策を検討してみましょう。
窓の防音対策
音の出入り口として最も脆弱なのが「窓」です。ここを強化するだけで、音漏れのリスクは大幅に減らせます。市販の「防音カーテン」は手軽な対策の一つですが、選ぶ際は「遮音」等級が高いものを選び、さらに窓枠よりも大きめのサイズにして隙間をなくすことがポイントです。可能であれば、防音カーテンを二重にする、あるいは窓ガラスに直接貼るタイプの防音シートを併用すると効果が高まります。

室内の吸音対策
部屋の中に家具や物が少ないと、音が反響して実際の音量以上にうるさく聞こえてしまいます。壁に「吸音パネル(フェルトボードなど)」を貼ったり、床に厚手のラグを敷いたりすることで、室内の残響音を減らすことができます。これは外部への音漏れ対策になるだけでなく、部屋の中での会話の聞き取りやすさ向上など、飼い主さんの快適性アップにもつながります。

注意
賃貸物件の場合、壁に防音材を貼る際は原状回復が可能かどうか必ず確認しましょう。マスキングテープの上から両面テープを使うなど、壁紙を傷つけない工夫が必要です。また、窓のサッシやドアの隙間からも音は漏れるため、隙間テープなどの活用も検討してみてください。
オスとメスで異なる鳴き声と性格の差
これからオカメインコをお迎えしようと検討している方や、すでにお迎えしたものの「思ったよりうるさいな…」と感じている方にとって、性別による行動の違いは非常に重要な要素です。犬や猫以上に、オカメインコはオスとメスで鳴き声のパターンや性格、行動様式に顕著な違い(性的二型)が存在します。
一般的に、ペットショップで見かけるヒナの段階では性別の判別が難しく、DNA鑑定を行わない限り確実なことは言えません。しかし、生後半年ほどで換羽(大人の羽への生え変わり)を迎え、性成熟してくると、それぞれの特徴がはっきりと現れ始めます。この違いを理解しておくことで、「こんなはずじゃなかった」というミスマッチを防ぐことができるでしょう。
| 比較項目 | オス (Male) | メス (Female) |
|---|---|---|
| 鳴き声 | 複雑な歌を歌う、物真似が得意、声が大きい、一日中さえずる | 単調な地鳴き(ピ、キュなど)、比較的静か、呼び鳴き以外はあまり鳴かない |
| 性格 | 好奇心旺盛、活発、自己主張が強い、甘えん坊だが攻撃的な一面も | マイペース、穏やか、ドライ、少し神経質で臆病、パニックを起こしやすい |
| 人慣れ | 積極的だが、気に入らないと噛むなど感情表現が激しい | 時間はかかるが、一度心を許すと静かに寄り添うタイプが多い |
オスの特徴:陽気なエンターテイナー
オスは繁殖期になると、メスへの求愛やライバルへの縄張り主張のために、複雑で美しい歌(さえずり)を歌います。口笛や環境音、人間の言葉を覚えるのが得意なのは主にオスです。「ミッキーマウスマーチ」や「チョコボのテーマ」などを器用に歌う姿は非常に愛らしいものですが、裏を返せば「一日中何かを喋ったり歌ったりしている」ため、音の総量はかなり多くなります。また、自己主張が強いため、構ってほしい時の呼び鳴きも大音量になりがちです。
メスの特徴:静かなるパートナー
一方、メスは自分から求愛の歌を歌う必要がないため、発声器官の使い方がオスとは異なります。基本的には「ピッ」「キュッ」といった短い地鳴きが中心で、オスのように長く複雑なメロディを奏でることは稀です。集合住宅などで「とにかく静かさ」を最優先事項とするならば、メスの方が適性は高いと言えるでしょう。ただし、メス特有のリスクとして「発情による過剰産卵」があり、これが命に関わることもあるため、発情抑制などの健康管理にはオス以上に気を使う必要があります。
もちろん、これらはあくまで一般的な傾向であり、「歌うメス」や「無口なオス」も存在します。それぞれの個性を愛してあげることが一番大切ですね。
アクリルケースの効果的な防音活用術

マンションやアパートでオカメインコと暮らす際、近隣への配慮として最も効果が高く、即効性があるのが「アクリルケース」の導入です。これは、鳥かご(ケージ)全体を厚みのある透明なアクリルボックスで覆ってしまうという方法で、多くの愛鳥家さんが実践している「最後の砦」とも言える対策です。
アクリル板には、音を跳ね返す「遮音効果」があります。一般的に、厚さ5mm程度のアクリル板を使用し、隙間なく密閉することで、高音域を中心に20dB〜30dB程度の減音効果が期待できます。「30dB減る」というのは、体感的には「音が半分以下になった」と感じるレベルの劇的な変化です。これまで隣の部屋まで響いていた呼び鳴きが、ドアを閉めれば気にならないレベルまで軽減されることも珍しくありません。
ただし、ただアクリルケースを被せるだけでは十分な効果は得られませんし、鳥さんの健康を害する可能性もあります。以下のポイントを押さえて運用しましょう。
1. 隙間を徹底的に塞ぐ
音は空気の漏れるほんの小さな隙間から回り込んで外に出ていきます(回折現象)。ケースの扉部分にはゴムパッキンや隙間テープを貼り、閉めた時に密閉状態になるように加工することが遮音性能を高める最大のコツです。
2. 内部の吸音対策は必須
アクリルは硬い素材なので、音をよく反射します。ケース内部でオカメインコが鳴くと、音が壁に反射して増幅され(ワンワン響く状態)、中にいる鳥さん自身がその音圧でストレスを受けてしまいます。これを防ぐため、ケースの天井部分(外から見えにくい場所)に、有孔ボードや吸音ウレタンなどの吸音材を設置してあげてください。これにより、内部の反響音を抑え、鳥さんにとっても快適な空間を作ることができます。
3. 通気性と温度管理
密閉性を高めると、心配になるのが空気の循環と温度上昇です。アクリルケースには必ず空気穴(ロスナイなどの換気扇をつけるのが理想的)を設け、夏場は内部が高温になりすぎないよう、エアコンで室温を管理した上で使用してください。逆に冬場は、保温性が高いためヒーターの熱が逃げにくく、電気代の節約になるというメリットもあります。
豆知識:温度管理にも役立つ
アクリルケースは防音だけでなく、保温効果も抜群です。冬場の寒さ対策や、冷暖房の風が直接当たるのを防ぐ役割も果たしてくれる優れものです。脂粉(白い粉)の飛び散りも防げるので、お掃除も楽になりますよ。
ビビリな性格は野生下での防衛本能

「ちょっと手が動いただけでバタバタと暴れる」「全然なつかないし、いつも怯えている」と悩む飼い主さんも多いですが、これはオカメインコが臆病だから性格が悪いのではありません。彼らが自然界で「被食者(プレイアニマル:食べられる側の動物)」であることにすべての原因があります。
野生のオカメインコは、タカやワシなどの猛禽類、ヘビ、肉食性の哺乳類など、常に多くの天敵に狙われています。彼らが生き残るためには、「周囲の変化にいち早く気づき、考えるよりも先に逃げ出す」ことが最優先事項としてDNAに刻み込まれているのです。「オカメパニック」として知られる、夜中に突然暴れ出す現象も、暗闇で何かの気配を感じた際に、捕食者に襲われたと勘違いしてパニック状態で飛び回る本能的な回避行動です。
私たち人間は、オカメインコから見れば「自分より何十倍も大きい、正体不明の巨大生物」です。さらに悪いことに、人間の顔(特に両目)は顔の前面についています。これは、獲物を狙う「肉食動物(捕食者)」の特徴そのものです(被食者の目は、広い範囲を見渡せるよう顔の側面についています)。つまり、あなたが親愛の情を込めて熱い視線を送れば送るほど、オカメインコにとっては「巨大な捕食者にロックオンされている!」という恐怖の対象として映ってしまうことがあるのです。
ですから、「なつかない」のではなく、「怖い」のです。この恐怖心は、彼らが生き残るために必要な能力でした。まずは「警戒されて当たり前」という前提に立ち、彼らのペースに合わせてゆっくりと「この巨人は自分を食べないし、危害も加えない安全な存在だ」ということを学習してもらう必要があります。
オカメインコがうるさい・なつかない時の解決策

本能的な理由は分かりましたが、やはり一緒に暮らすなら仲良く穏やかに過ごしたいですよね。ここからは、飼い主さんの接し方や環境を変えることで、問題行動を減らし、信頼関係を深めていく具体的なアプローチをご紹介します。科学的な学習理論に基づいた方法は、時間はかかりますが確実に効果を発揮します。
噛む行動をやめさせる正しい接し方
オカメインコは本来、争いを好まない平和主義な鳥です。その彼らが「噛む」という攻撃行動に出る時、それは多くの場合「嫌だ!」「怖い!」「あっちへ行け!」という必死のサインです。しかし、飼い主さんの対応次第では、この噛み癖が悪化してしまうことがあります。
最もやってはいけないのが、噛まれた時に「痛い!」と大声を出したり、手を激しく振ったりすることです。鳥さんは、その大きなリアクションを「遊んでくれている(報酬)」と勘違いして面白がってしまったり、逆に「やっぱり攻撃しないと身を守れない」と恐怖を強めてしまったりします。また、指を目の前に突きつけて「ダメ!」と叱る行為も、鳥にとっては攻撃的な威嚇に見えるため、逆効果になることがほとんどです。
効果的な対処法は、「徹底的な無視」と「タイムアウト」です。もし指を噛まれたら、グッと痛みをこらえて声を出さず、無表情で静かに手を引くか、鳥さんを床にそっとおろして背を向けます。「噛んだら、大好きな飼い主さんがいなくなってしまう」「噛んでも楽しいことは何も起きない」ということを学習させるのです。これを一貫して繰り返すことで、噛むという行動のメリットをなくしていきます。
ポイント
叱っても効果はありません。そもそも「噛まれる状況を作らない」ことが一番の予防策です。嫌がっているのに無理に触ろうとしたり、ケージに不用意に手を入れたりしていないか、自分の行動を見直してみましょう。
確実に信頼関係を築く慣らし方の手順

「なつかない」と嘆く前に、段階を踏んで信頼の貯金を積み重ねていきましょう。これは「系統的脱感作」と呼ばれる手法で、恐怖を感じないレベルの弱い刺激から始めて、徐々に慣らしていくアプローチです。
Step 1: 存在に慣れてもらう(観察期間)
最初のステップは、触ることではなく「同じ空間にいること」への許容です。ケージのそばで椅子に座り、鳥の方を見ずに静かに本を読んだりスマホを見たりして過ごします。これは「私はあなたに関心がないし、危害を加えない背景の一部だよ」と伝えるためです。鳥さんがリラックスして羽繕いを始めたり、ご飯を食べ始めたりしたら、あなたの存在を受け入れ始めたサインです。これを数日から数週間続けます。
Step 2: おやつでポジティブな印象を(関連付け)
次に、ケージの金網越しに大好物のおやつ(アワの穂やヒマワリの種など)を与えてみます。最初は食べてくれないかもしれませんが、根気よく続けてください。「この人が近づくと美味しいものがもらえる」という良いイメージ(正の強化)を持ってもらいましょう。この時、赤ちゃんに話しかけるような、高めで優しいトーンの声で名前を呼んであげると、安心感を与えやすくなります。
Step 3: ステップアップの練習(ハンドリング)
手への恐怖心が薄れてきたら、いよいよ直接触れ合う練習です。ケージの扉を開け、入り口付近におやつを持った手を差し出します。この時、無理にお腹を押して乗せようとしてはいけません。あくまで「おやつにつられて、自分から足を踏み出す」のを待ちます。片足を乗せてくれたら大いに褒め、徐々に手に乗っている時間を長くしていきます。
このように、スモールステップで進めていくことが遠回りのようで一番の近道です。信頼関係構築には忍耐が必要ですが、一度築かれた絆は一生ものです。
嫌われる飼い主がやりがちなNG行動
良かれと思ってやっていることが、実はオカメインコに嫌われる原因になっているかもしれません。以下の行動は「捕食者」を連想させるため、避けるようにしましょう。
- 急に目の前に手を出す: 鳥にとって、正面からヌッと迫ってくる手は、襲いかかる猛禽類の爪のように見えます。手は常に鳥の視界に入る低い位置から、ゆっくりと差し出しましょう。
- 上から掴もうとする: 背後や上空からのアプローチは、野生下で最も警戒すべき攻撃パターンです。鳥を移動させる時は、必ず手に乗せて(ステップアップさせて)移動し、鷲掴みは緊急時以外避けましょう。
- 追いかけ回す: 放鳥時間が終わってカゴに戻そうとする際、逃げる鳥を追いかけ回していませんか?これは鳥に強烈な恐怖を植え付け、信頼関係を一瞬で崩壊させます。戻る時はおやつで誘導するか、部屋を暗くして落ち着かせてから優しく確保するようにしましょう。
- 大きな音を立てる: ドアをバタンと閉める音、くしゃみ、大声などは、ビビリな彼らにとって強いストレスです。生活音にはある程度慣れてもらう必要がありますが、不必要に驚かせない配慮が必要です。
冠羽の動きから鳥の気持ちを理解する

オカメインコの最大の特徴である頭の飾り羽「冠羽(かんう)」は、ただの飾りではありません。彼らの感情をリアルタイムで映し出す、非常に雄弁なバロメーターです。言葉が通じなくても、冠羽を見れば今の気持ちがある程度分かります。
| ピンと立っている | 驚き、警戒、興味津々、何かに注目している状態 |
| 少し寝かせている(45度くらい) | リラックス、平常心、安心している状態 |
| ペタンと完全に寝かせている | 怒り、威嚇、強い恐怖(これに合わせて「シューッ」と蛇のような音を出して威嚇することもあります) |
特に重要なのが、冠羽をペタンと後ろに寝かせて、口を半開きにしている時です。これは「これ以上近づかないで!」「あっちに行け!」という強い拒絶のサインです。このサインが出ているのに無理に触ろうとすれば、100%噛まれますし、嫌われます。このサインを見逃さずに「ごめんね、嫌だったね」とサッと距離を取ることで、鳥さんは「この人は自分の言葉(ボディランゲージ)を分かってくれる」と安心し、結果的に信頼してくれるようになります。
オカメインコがうるさい・なつかない問題の総括

オカメインコの「うるさい」「なつかない」という悩みは、彼らの生物学的な特性と、私たちの生活環境のミスマッチから生まれるものです。彼らは大自然の中で生き抜くために備わった本能に従って行動しているだけであり、決してあなたを困らせようとしているわけではありません。
彼らの本能そのものを変えることはできませんが、環境を整え、私たちの接し方を変えることはできます。アクリルケースや防音カーテンといった物理的な対策で「多少うるさくても大丈夫」な環境を作り、人間の側のストレスを減らすこと。そして、焦らずゆっくりと、鳥さんのペースに合わせて信頼関係を育てていくこと。これが、オカメインコと幸せに暮らすための唯一の、そして最良の近道かなと思います。
動物を飼うということは、その命と一生付き合うということです。環境省もパンフレットで推奨しているように、習性を正しく理解し、最後まで責任を持って飼育することが私たち飼い主の務めです(出典:環境省『パンフレット「飼う前も、飼ってからも考えよう」』)。今日から少しずつ、愛鳥さんとの距離を縮めていってくださいね。
免責事項
本記事の情報は一般的なオカメインコの習性に基づくものですが、個体差や飼育環境により反応は異なります。健康状態に不安がある場合や、問題行動が激しい場合は、鳥を診れる獣医師や専門家に相談することを強く推奨します。
