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運命のパートナー「タイハクオウム」へようこそ
タイハクオウムとの生活に興味を持ったあなたへ、まずは心からの敬意と、生涯を捧げる覚悟の確認をさせてください。
あなたはこれから、真っ白な扇のような冠羽を持つ「鳥の形をした犬」とも呼ばれる、究極の甘えん坊との生活を始めるかもしれないからです。
彼らの魅力を一言で表すなら、間違いなくこの言葉に尽きます。
純白のドレスと扇の冠。
犬のように甘え、抱擁を求める
「究極の甘えん坊」。
タイハクオウム(Umbrella Cockatoo)は、興奮すると頭の冠羽を傘(アンブレラ)のように大きく広げることからその名がつきました。
彼らの最大の特徴は、大型オウムの中でも群を抜いて「スキンシップ中毒」であることです。飼い主さんに抱きしめられること、撫でられることが生きがいで、まるで人間の幼児のような重みと温もりで寄り添ってきます。
しかし、その愛の重さと、破壊的な声量は飼育の最大の壁でもあります。
この記事では、研究員nanamiが科学的なデータと実際の飼育経験に基づいた愛の視点で、タイハクオウムをお迎えするために必要な「性格の真実」「リアルなお金の話」「絶対に失敗しない準備」のすべてを、どこよりも詳しく徹底解説します。
「可愛い!」という直感はとても大切ですが、その感情だけで突っ走るのではなく、この子を一生守り抜くための知識という武器を、この記事で手に入れてくださいね。
【重要】タイハクオウムの基本データ
まずは、「本当にうちの環境で飼えるかな?」という不安を、客観的な数値とデータで解消していきましょう。
タイハクオウムは、体長約45cm、体重800gにもなる大型のオウムです。
特に覚悟が必要なのは「脂粉(しふん)」と「寂しがり屋な性格」です。彼らは全身から白い粉を大量に出すため、部屋中が白くなります。また、飼い主さんが見えなくなると大声で呼び続けるため、留守番が多い家庭には不向きです。
- 💖 推しポイント(五感)
匂い:甘いメープルシロップや、お日様に干した高級羽毛布団のような、濃厚で芳醇な香り
触感:指が沈み込むほど分厚く、しっとりとしたパウダーをまとった極上のシルクのような手触り - ✨ 性格の傾向
超甘えん坊(ベタ慣れ)、寂しがり屋、スキンシップ中毒、感情表現が全身全霊。
特に「甘えん坊・鳴き声」がMAXです。 - 🗣️ 鳴き声・おしゃべり
鳴き声Lv.5 / おしゃべりLv.2
基本スペック表
| 体長 / 体重 | 約45〜50cm / 600g〜800g |
|---|---|
| 平均寿命 | 約40〜60年 (人生の伴侶となる長さ) |
| 原産国 | インドネシア(モルッカ諸島) |
鳴き声と防音対策について
タイハクオウムの鳴き声レベルは「5(測定不能クラス)」です。
彼らの本気の雄叫びは「ギャアアア!!」という、鼓膜がビリビリ震えるほどの轟音です。これはジャングルで遠くの仲間に存在を知らせるための機能であり、しつけで消すことは不可能です。
集合住宅ではまず飼育不可能です。一軒家であっても、防音室(アビテックスなど)の設置が強く推奨されます。おしゃべりはあまり得意ではなく、言葉よりも全身を使ったボディランゲージで愛情を伝えてきます。
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タイハクオウムは、生体価格も高額ですが、防音対策や破壊対策などの環境整備に最もお金がかかる鳥種の一つです。
また、寿命が長いため、自分に万が一のことがあった場合の信託費用なども考慮する必要があります。
とりラボ独自のリアルな市場価格調査に基づいたシミュレーションを確認しておきましょう。
1. 生体価格の目安
約 800,000円〜1,500,000円
世界的な人気と輸入規制により、価格は年々上昇しています。
現在は80万円〜150万円前後が相場ですが、人によく慣れた国内繁殖(ブリード)の個体はさらに高額になり、200万円近くになることもあります。
2. 飼育用品の初期費用(目安)
| コース名 | 目安金額 | 内訳イメージ |
|---|---|---|
| ① 必須コース | 約 100,000円〜 |
大型オウム用の頑丈なセットが必要です。 ・オウム用ケージ(HOEI 465オウムステンレス等):50,000円〜 ・保温器具(強化版):15,000円〜 ・ペレット・シード:6,000円 ・止まり木・破壊用おもちゃ・キャリー:30,000円〜 |
| ② 完璧コース | 約 500,000円〜 |
防音室の設置を含めた現実的なセットです。 ・必須コース一式:100,000円 ・簡易防音室(アビテックス中古等):300,000円〜 ・高性能空気清浄機:50,000円〜 |
【重要】電気代と医療費も忘れずに
タイハクオウムは熱帯原産のため、寒さには弱いです。冬場はエアコンとペットヒーターを常時稼働させる必要があります。
また、非常に長寿であるため、「自分が老人ホームに入るとき、この子はどうする?」という問題に必ず直面します。万が一の病気に備えて、ペット保険への加入や、専用の医療費貯金は絶対条件です。
タイハクオウムをお迎えするなら「これだけは揃えて!」
タイハクオウム飼育は「脂粉対策」と「破壊対策」との戦いです。
真っ白で美しい体を維持するためには、飼い主さんの努力が不可欠です。
① 推奨ケージ:HOEI 465オウムステンレス(または特注ケージ)
くちばしの力が凄まじく強いため、鉄製の塗装ケージはすぐに剥がされてしまい、金属中毒の原因になります。
必ず「ステンレス製」の頑丈なケージを選んでください。入り口のナスカン(鍵)は複雑なものにするか、南京錠をかける必要があります(彼らは鍵開けの名人です)。
② タイハクオウム専用の必須アイテム:強力な空気清浄機、破壊用ブロック
1. 強力な空気清浄機(脂粉対策)
タイハクオウムは鳥類の中でもトップクラスに「脂粉(白い粉)」が多いです。抱きしめると服が真っ白になり、部屋中に粉が舞います。
飼い主さんの呼吸器を守るためにも、業務用の集塵機や高性能な空気清浄機をケージ横に設置してください。
2. 破壊用ウッドブロック(おもちゃ)
彼らにとって「破壊」は遊びであり、ストレス発散です。
硬い木材(マンザニータなど)や、厚紙のブロックなど、壊しても良いおもちゃを大量に与え続けてください。そうしないと、家の柱や家具が犠牲になります。
③ ごはんの選び方
偏食になりやすく、好きなもの(特にヒマワリの種)しか食べない傾向があります。
栄養バランスを整えるため、主食は「ペレット」(大型インコ用)にし、シードはご褒美として少量に留めましょう。
手で持って食べる姿は人間そのもの。野菜やフルーツも大好きです。
まとめ:タイハクオウムとの暮らしは毎日が宝物
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
タイハクオウムの「雄叫び」や「脂粉の多さ」、そして「寿命の長さ」など、飼育のハードルが極めて高いことをお伝えしましたが、それ以上に彼らとの生活は、人生を変えるほどの愛と感動に満ちています。
冠羽を広げて喜びを表現し、全身を預けて甘えてくる信頼感。
彼らはペットではなく、あなたの人生そのものを共有する「魂の伴侶」です。
もしあなたが、全ての困難を受け入れ、50年先まで愛し抜く覚悟があるなら、タイハクオウムは間違いなく最高のパートナーになります。ぜひ、その圧倒的な白さと愛の深さを、ご自身の目で確かめてみてくださいね。
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