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導入:運命のパートナー「キキョウインコ」へようこそ
キキョウインコとの生活に興味を持ったあなたへ、まずは心からのお祝いを言わせてください。
あなたはこれから、まるで熱帯魚のように鮮やかな色彩と、鈴を転がしたような美しい声を持つ「草原の貴公子」との生活を始めるかもしれないからです。
彼らの魅力を一言で表すなら、間違いなくこの言葉に尽きます。
草原を彩る、
生きた宝石。
鈴の音のような声で鳴く、
麗しの貴公子。
キキョウインコ(英名:Turquoisine Parakeet)は、その名の通りターコイズブルーの鮮やかな顔立ち(特にオス)が特徴的な、非常に美しいインコです。
アキクサインコと同じ「キキョウインコ属(ネオフェマ)」に属しており、「静寂」と「美しさ」を兼ね備えた、まさに観賞価値の高いパートナーです。
ただ、その性格は「ベタ慣れ」を好む種類とは少し異なります。
この記事では、研究員nanamiが科学的なデータと実際の飼育経験に基づいた愛の視点で、キキョウインコをお迎えするために必要な「性格の真実」「リアルなお金の話」「絶対に失敗しない準備」のすべてを、どこよりも詳しく徹底解説します。
「可愛い!」という直感はとても大切ですが、その感情だけで突っ走るのではなく、この子を一生守り抜くための知識という武器を、この記事で手に入れてくださいね。
【重要】キキョウインコの基本データ
まずは、「本当にうちの環境で飼えるかな?」という不安を、客観的な数値とデータで解消していきましょう。
キキョウインコは、セキセイインコと同じくらいのサイズ感ですが、体型はよりスラっとしており、尾羽が長いのが特徴です。
特に注目すべきは「オスとメスの見た目の違い」です。オスは顔のブルーが濃く、翼に赤いパッチが入ることが多いですが、メスは全体的に淡く優しい色合いをしています。また、アキクサインコ同様に「薄明薄暮性(はくめいはくぼせい)」があり、夕方や明け方に活発になる傾向があります。
- 💖 推しポイント(五感)
匂い:日向ぼっこをした枯れ草や、香ばしい穀物のような素朴で優しい匂い
触感:シルクのような艶やかさと、空気を含んだ軽やかな羽毛の感触 - ✨ 性格の傾向
穏やか、シャイ(臆病)、マイペース、薄明薄暮性。
特に「マイペース」な一面が目立ちます。 - 🗣️ 鳴き声・おしゃべり
鳴き声Lv.1 / おしゃべりLv.1
基本スペック表
| 体長 / 体重 | 約20〜22cm / 35〜45g |
|---|---|
| 平均寿命 | 約10〜15年 (長い付き合いになります!) |
| 原産国 | オーストラリア(開けた森林や草原) |
鳴き声と防音対策について
キキョウインコの鳴き声レベルは「1」です。これはインコ界でもトップクラスの静けさを誇ります。
彼らの声は「リリリ」「ピピピ」といった、鈴を優しく転がしたような繊細で美しい音色です。隣の部屋どころか、同じ部屋にいてもテレビをつけていれば気にならないレベルであることがほとんどです。
「インコを飼いたいけれど、騒音が心配」というマンション住まいの方にとって、これほど適したパートナーはいません。ただし、おしゃべりは全くと言っていいほどできません。彼らとのコミュニケーションは、言葉ではなく、その美しい鳴き声と仕草で行うものだと思ってください。
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キキョウインコは、カラーバリエーション(変種)が豊富で、その希少性によって価格が大きく異なります。
また、寒さに弱いため、温度管理設備への投資は必須となります。
とりラボ独自のリアルな市場価格調査に基づいたシミュレーションを確認しておきましょう。
1. 生体価格の目安
約 15,000円〜40,000円
一般的な「ノーマル」や、お腹が赤い「レッドベリー」などは15,000円〜25,000円前後で見かけることがあります。
しかし、全身が鮮やかな黄色の「イエロー」や、より複雑な色合いの「オパーリン」などの変種になると、30,000円〜40,000円、時にはそれ以上になることもあります。その美しさはまさに「生きた宝石」です。
2. 飼育用品の初期費用(目安)
| コース名 | 目安金額 | 内訳イメージ |
|---|---|---|
| ① 必須コース | 約 25,000円〜 |
まず最低限必要な「命を守るセット」です。 ・ケージ(HOEI 35など):6,000円〜 ・保温器具(ヒーター&サーモ):8,000円〜 ・ペレット・シード:3,000円 ・止まり木・おもちゃ・キャリー:8,000円〜 |
| ② 完璧コース | 約 50,000円〜 |
保温効率と安全性を重視したセットです。 ・必須コース一式:25,000円 ・アクリルケース(保温・防音):20,000円〜 ・高機能デジタルサーモスタット:5,000円〜 |
【重要】電気代と医療費も忘れずに
キキョウインコは寒さに弱い傾向があります。特に日本の冬は彼らにとって過酷なため、エアコンやペットヒーターでの徹底した温度管理が必要です。
また、彼らは比較的丈夫ですが、マイペースな性格ゆえに体調不良を隠すのが上手です。日頃の観察と、万が一のためのペット保険への加入や、専用の医療費貯金をしておくことを強くおすすめします。
キキョウインコをお迎えするなら「これだけは揃えて!」
キキョウインコは、手に乗って遊ぶというよりは、近くで眺めて楽しむ「観賞用」に近い性質を持っています。
また、野生では地面で採食する習性があるため、ケージ内のレイアウトにも工夫が必要です。
① 推奨ケージ:HOEI 35手のり(横幅が広いもの)
キキョウインコは、高さよりも横への動きを好みます。
また、地面に降りてトコトコと歩くことも多いため、底面積が広いケージが適しています。
推奨は「HOEI 35手のり」など、ある程度の広さが確保できるものです。止まり木は、彼らが飛び移りやすい位置に設置し、地面のスペースも確保してあげましょう。
② キキョウインコ専用の必須アイテム:保温器具、浅いエサ皿
1. 保温器具(寒さ対策)
キキョウインコ飼育の最大のポイントは「保温」です。寒がると羽を膨らませて動かなくなってしまいます。パネルヒーターや保温電球、サーモスタットを完備し、常に25度前後をキープできる環境を作ってあげましょう。
2. 浅いエサ皿
彼らは本来、地面に落ちた種子を拾って食べる「グラウンドフィーダー」です。そのため、高い位置にある深いエサ入れよりも、床に置くタイプの浅い陶器製のエサ皿の方が、自然な姿勢でリラックスして食事ができます。
③ ごはんの選び方
キキョウインコは肥満になりやすい傾向があります。
シード(種子)は大好きですが、脂肪分が多いものは控えめにし、栄養バランスの取れた「ペレット」を主食にすることをおすすめします。
小粒のペレットを床のエサ皿に撒いて、フォージング(餌探し)のように食べさせてあげるのも良いでしょう。
まとめ:キキョウインコとの暮らしは毎日が宝物
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
キキョウインコの「寒さへの弱さ」や「シャイな性格」など、少しデリケートな部分もお伝えしましたが、それ以上に彼らの存在は美しく、静かな癒しを与えてくれます。
夕暮れ時に鮮やかな羽を輝かせて動く姿、鈴のような優しい鳴き声、そして飼い主さんを少し離れたところから見守る奥ゆかしさ。
彼らは、派手なスキンシップがなくても、心を通わせることができる「高貴なパートナー」です。
もしあなたが、静かで美しい時間を共有できる相手を探しているなら、キキョウインコは運命の相手かもしれません。ぜひショップで、その宝石のような輝きをご自身の目で確かめてみてくださいね。
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